【2022年】現実的な海外移住の方法を考える

Uncategorized
この記事は約7分で読めます。

リモートワークの普及に伴い、生活の拠点を海外に移す人が増え始めました。
Youtubeやインスタグラムでは海外移住者の楽しそうな様子を見ることができ、悠々自適な生活に憧れ、低迷する日本経済から脱出を目論む人も多いでしょう。
ただ、一口に海外移住と言っても様々なケースがあり、移住するためには多くのハードルを超える必要があります。

この記事を読んで欲しい人

・海外移住についてなんとなく知っておきたい人
・いつかは海外移住して外貨を稼ぎたい人
・日本以外で活路を見出したい人

スポンサーリンク
スポンサーリンク

海外移住方法

海外移住の方法をざっくり書くとこんな感じです。一般的に長期間滞在の場合、ビザ(査証)を取得する必要があります。ビザとは各国が発行している入国許可証で、入国目的によって滞在期間や行動制限が異なります。

海外で暮らす方法
  1. 日系企業に就職し海外駐在員になる。(就労ビザ)
  2. 現地企業に就職し就労ビザを発給してもらう。(就労ビザ)
  3. 現地に留学し卒業後に現地企業に就職する。(就労ビザ)
  4. 現地で独立する。(就労ビザ・起業ビザなど)
  5. 一定期間のみ住む。(観光ビザ、ワーキングホリデービザ、リタイアメントビザなど)
  6. 生活拠点のみを海外に移し仕事は日本でする。(観光ビザ、リタイアメントビザなど)
  7. 移住国に資産を持ち込み永住権を得る。(投資家ビザなど)
  8. 現地人と結婚する。(永住権)

最近は完全リモート勤務の人も増え、生活の拠点を海外に移し、仕事の報酬は日本円で得る人も増えています。仕事は日本円で稼ぎ、物価の安い東南アジアなどで、比較的取得が容易なリタイアメントビザやロングステイビザなどで移住すれば、結構いい生活を送ることができます。

ただ、リタイアメントビザやロングステイビザでは現地企業で働くことは出来ないケースが多く、給料を日本円に依存することになるので、日本でのビジネスが縮小すると稼ぐことが厳しくなるでしょう。

現地企業で働くのはどうか?

日本に見切りをつけ、海外の現地企業で働く場合、多くの場合は就労ビザの取得が必要となります。
就労ビザはポイント制を取っている国が多く、個人の学歴、職歴、年齢、家族構成などをスコア化し、高スコアだとビザが取りやすい傾向にあります。続いて、日本人にも人気の移住先で働く場合の条件をいくつかご紹介します。

フィリピン

世界で3番目に英語を話す人が多い国なので、英語を扱える人には魅力的な国でしょう。ただ、一部では治安の悪い場所もあるので注意が必要です。

ビザの種類特別居住退職者ビザ/SRRV
(Special Resident Retiree’s Visa)
年齢制限現時点では50歳以上(以前は35歳以上)
就労条件AEP(就労許可証)の取得が必要
費用・申請者本人1,400ドル、同伴する家族1人300ドル
・預託金:20,000ドル〜50,000ドル(年齢による)
・年会費360ドル(子供二人まで)
家族ビザ配偶者、21才未満の未婚の子ども2名までは
追加費用なし(3名以上は1人15,000ドル)
公用語タガログ語、英語
国の平均年齢26歳
在留日本人の数1万6,570人

インドネシア

ASEAN人口ランキングで1位を誇るインドネシア。平均年齢も若いので、東南アジアで最も勢いのある国の一つでもあります。

ビザの種類一時滞在ビザ申請(C312  VITAS)

一時滞在許可取得(ITAS)
年齢制限60歳未満
就労条件大卒、要件に応じた就業経験が必要
家族ビザ申請可能
公用語インドネシア語
国の平均年齢30歳
在留日本人の数1万9,717人

タイ

微笑みの国でお馴染みのタイも日本人に人気の目的地の1つです。東南アジアの中では割と平均年齢は高い方ですが、まだまだビジネスチャンスはあります。

ビザの種類入国前:ノンイミグラントB (就労ビザ)
入国後:労働許可証(Work Permit)の取得、
ビザ延長申請手続き
年齢制限なし
就労条件ノンイミグラントBは入国後90日まで滞在可能。入国前に雇用主からの招待状、入国後にタイ労働省労働監督局などで労働許可証を取得(Work Permit)が必要。
費用9,000円
家族ビザノンイミグラントO(家族ビザ)を取得
公用語タイ語
国の平均年齢38歳
在留日本人の数8万1,187人
スポンサーリンク

マレーシア

マレーシアは多民族国家で主にマレー系、中華系、インド系の人が住んでいます。英語も割と通じるので、ビジネスはしやすいでしょう。

ビザの種類雇用パス(Employment Pass)
年齢制限25歳以上
就労条件【職歴要件】
大卒(3年以上)、短大・専門卒(5~7年以上) 、 高卒(7~10年以上)
【最低月収、雇用期間、家族ビザ】
カテゴリー1:RM10,000以上、5年、可
カテゴリー2:RM5,000~RM9,999、2年、可
カテゴリー3:RM3,000~RM4,999、1年、不可
家族ビザカテゴリー1,2で申請可能
公用語マレー語(マスターしやすい言語と言われている)
国の平均年齢28.5歳
在留日本人の数2万6555人

パラグアイ

パラグアイは中南米にある内陸国で、隣国にはブラジル、ボリビア、アルゼンチンがあります。永住権が取りやすく、永住権取得後はメルコスール加盟国(アルゼンチン・ブラジル・ウルグアイ)へ再移住することも可能です。

ビザの種類永住ビザ
年齢制限
就労条件永住権取得で就労可能。
永住権取得には身分証明書、戸籍謄本、無犯罪証明書、健康診断書、居住証明書などを移民局に提出する他、現地銀行口座を開設し5000ドルを預ける必要がある。
家族ビザ申請可能
公用語グアラニー語、 スペイン語
国の平均年齢
在留日本人の数5,603人

ジョージア

東ヨーロッパにある国でロシア、トルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと隣接する。ビザに関しては寛容で1年間ならビザ不要で就労が可能。英語はあまり通じないのが難点。

ビザの種類ビザ不要
年齢制限
就労条件1年以内ならビザ不要で就労可能。
家族ビザ1年以内なら不要
公用語グルジア語
在留日本人の数148人

ビザの条件は年々厳しくなってきており、制度も頻繁に変わるので、各大使館などで最新情報をチェックする事をオススメします。脱日本してみたくなった方にはこの本もオススメです。

コメント