10月よりGo to トラベルに東京が対象となりましたが、海外旅行はいつから行けるのか?
そろそろ海外旅行へも行きたいけど、まだ海外へは行かない方が良いのかどうかと疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
今回は海外旅行が再開されるタイミングについて、10月時点での各国の状況を見ながら今後の流れについて見て行きたいと思います。
世界の今の状況
先ずは各国の「今」の状況を見ていきましょう。
感染者数が減れば、国境を越えた往来も徐々に回復され、旅行が可能になる兆しが見えてきます。
WHOによると、感染者数が断トツ多いのはアメリカ大陸、次いでアジア、ヨーロッパ、アフリカとなります。
感染者数が最も多い国はアメリカで次いでインド、ブラジルです。
ちなみにインドは人口が世界で2番目に多く、アメリカは3位、ブラジルは6位なので、
母数が多い事も影響しているかと思います。
続いて、ヨーロッパではスペインやイギリス、フランスなどで感染が再拡大していて、
再び行動制限などが出てきている状況です。
感染が再拡大した要因の一つは、夏休み期間中に多くの人がバカンスへ行ったからと言われています。
アジアではシンガポール、台湾、ベトナム、カンボジア、ラオスあたりは比較的感染者が少ない状況が続いていて、各国と比較した場合に回復の兆しがあります。
世界の状況をざっくり見てみると、感染が再拡大している国・地域と感染が少なくなった国・地域とで分かれている状況です。
今、日本から行ける国と行けない国
入国制限中の国(94カ国)
続いて、日本から海外へ行く場合の制限などを見て行きましょう。
10月時点で日本からの渡航者や日本人に対して何らかの入国制限を行なっている国は94カ国あります。
制限内容は多種多様で、入国がまったく出来ない国から、PCR検査の陰性証明書や在留資格、ビジネスマンや医療関係者であれば有効な査証があれば入国可能な場合もあり、国によって条件はバラバラです。
入国するさいは対象国の最新情報を確認する必要があります。
代表的な国
韓国、中国、台湾、シンガポール、タイ、カンボジア、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、インド、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、ノルウェー、ロシア、カナダ、キューバ、チリ、アルゼンチン
など
入国後の行動制限付きの国(103カ国)
日本からの渡航者や日本人に対し入国後に何らかの行動制限を行なっている国は103カ国あります。
制限の内容は国により異なりますが、有効な陰性証明書の提示、空港到着時のPCR検査、14日間の自主隔離等が多い印象です。
代表的な国
中国、台湾、シンガポール、タイ、インドネシア、インド、オーストラリア、アイルランド、イタリア、ギリシャ、ハンガリー、フィンランド、アメリカなど
入国制限中の国と入国後の行動制限付きの国で一部の国が重複しているのは、入国制限+行動制限をセットで行なっている国が多いためです。
結局いつから海外旅行へ行けるの?
10月より、感染状況が落ち着いている国や地域から日本への留学やビジネス目的での入国は再開されました。
(タイ、ベトナム、マレーシア、韓国、台湾、シンガポールなど)
海外旅行の再開の流れとしては、各国の状況が違うため、一概には言えませんが、全ての国で一斉に出入国を再開するのではなく、段階を踏んで緩やかに再開されていくでしょう。
再開の流れとして、上記の日本への入国緩和の状況を踏まえると、以下のような流れになるのではないでしょうか。
ステップ1
感染の緩い国間でビジネスや留学目的の出入国が再開される。
ステップ2
感染の緩い国間で旅行での出入国が再開される。
ステップ3
全ての国間での出入国が再開される。
既に韓国や東南アジアの一部の国からのビジネスや留学での入国を再開したため、今後コロナの状況が改善していくようであれば、これらの国間での旅行も可能になり、ステップ1の状況に近くのではないでしょうか。来年には徐々に再開される事を期待します。
まとめ
まだまだ全世界でコロナは治らず、国によっては感染再拡大のため、再度行動制限を設ける国もあります。
一方、感染が少ない国からビジネスや留学目的での日本への入国は再開された事を踏まえると、先ずは感染が少ない国間での出入国が緩やかに再開され、良い状況が続くと旅行も解禁になる兆しがあります。
世界規模ではまだまだ先の見えないコロナですが、一刻も早くこコロナが収まり、行きたい所へ自由に行ける世界に戻る事を期待します。
また、何らかの理由で渡航される方は常に最新の入国情報をチェックし気をつけてください。
最後に、新型コロナウイルス感染症に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い回復をお祈りいたします。